中分水の家(潟上市天王)、追分の家(潟上市天王)、楢山の家(秋田市)
2018年 12月 25日
中分水の家
北西側外観は冬の北風に対峙する重要な部分。鎧のような機能を持たせるため窓は少なめ。ストイックな表情となります。 リビングの掃出しテラス戸には霧よけ庇。外壁の杉板は幅に変化を持たせて貼り分けることで独特のリズミカルな表情になります。工業製品のような画一的で硬い表情ではなく、杉板を使うことで街への表情は柔らかくなり、さらにリズミカルなピッチが揺らぎを感じさせます。私のブログは同業者の方も結構ご覧いただいているようですが、マネしたい方、どうぞ。
能代のコシヤマ製断熱玄関ドア、今井設計仕様は断熱サッシが内臓されます。こうすることで玄関ドアを開けることなくプライバシーと通風の両方がが確保出来ます。ハンドルも服が引っかかりにくい形状のものを使用します。色も特注の配合色のウォームグレイ、たくさんの方にいい色だと褒めていただいてます。コシヤマさんに今井仕様でとお願いすると作ってもらえますよ。
造作食器作業棚がついてました。素材が内装材と一緒なので違和感が全くなし。枠周り、建具に側にアングルが付き、鴨居もノコ溝で済ませます。このデティール、かれこれ10年以上も前から取り入れてますが、プロの方が見にこられても関心していく部分の一つです。 床も貼り始めてました。ほとんど無節の秋田杉無垢板。オイルで仕上げます。 一枚いちまい貼るのは手間がかかります。合板フロア材の3倍の手間です。それに色合わせ、杉板といっても赤身から白太まで色々あります。あまり同色が集中しないようにバランスを考えて貼り合わせていきます。手間がかかる作業です。 つづいて追分の家(潟上市天王)基礎工事が始まりました。
秋田市楢山の家の敷地確認 中心市街ですが意外に採光の条件はよさそうです。
外部足場がはずれ外観が見えるようになりました。内部も造作工事に入りいよいよ完成間近。来年1月には内覧会を開催予定ですのでご期待ください。今回から内覧会は事前申し込み者にのみご案内したいと思います。早めに問い合わせください。
高さを抑えた南西側外観、全体の重心が低くなり安定感が感じられます。玄関の庇をさらに一段下げることでヒューマンスケールとなっています。このヒューマンスールが建物へ寄り付きやすくし、親しみが持てる建築となっていく大切なデザイン操作です。
by ihao
| 2018-12-25 20:07
|
Comments(0)