あけましておめでとうございます。
2021年 01月 04日
昨年はお世話になりました。
去年は何と言っても新型コロナウイルスに翻弄された年でしたね。
今年は収束して欲しいところです。
今回の事態で現代人の生活様式のあり方を考えさせられた方も多かったのではないでしょか。
当たり前と思っていた事、良いとおもっていた事が歯車が一つ狂えば、逆にマイナスになってしまった様な感もします。
私は主に個人の住宅の設計監理をしています。もちろん店舗も社屋も設計はします。住宅というのは個人の財産です。ところが建て方次第では財産どころか負の財産になる可能性も秘めています。ある意味非常に怖い面も含んでいる事をよく理解した上で住宅にについて考えていく必要があると思っています。一過性の流行や、いろいろと複雑な補助金がらみの高性能設備機器。一見良いよに思えますが、住宅の使用期間は非常に長期間であるという事を考慮しなくてはなりません。高性能機器を全否定する訳ではないのですが、私の設計手法の優先順位としては、例えば断熱性能をもっと上げ、その次に設備の性能を上げる。なぜかと言いますと、断熱性能は長期間担保されますが、設備機器は15年くらいで壊れたり、更新する必要があります。それに断熱性能を上げておけば、中に入れる設備機器、ここでイメージしているのは冷暖房の設備機器ですが、より容量の小さいもので済み金額的負担も少なすなります。そしてデザイン的な面でも、奇抜で見た目に派手な住宅は作る必要はないと思っています。日本の街並みに馴染む形態の屋根だったり、人間として心地よいと感じる空間の構成や質感。それに太陽は東から昇り西に沈む。夏は日が高く、冬は太陽高度も低くなるし北風が強い。そんな自然の摂理に沿った形態を考えるべきでです。ベーシックな部分を大切にしていくことが財産となる住宅には重要な事だと思っています。
今年もよろしくお願いいたします。
by ihao
| 2021-01-04 11:32
| 近況
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