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木繊維断熱材の可能性のオンラインセミナー受講

木繊維断熱材とは木材を細かくして繊維状にしたものを整形して作られる断熱材。断熱性はグラスウールと同じくらいの性能ですが比熱量が多く透湿抵抗もグラスウールより高い断熱材です。素材の木材を細く粉砕して作られるので、生産時のエネルギーコストつまりは二酸化炭素排出量も他の断熱材と比較しても少ないもの特徴です。生産時の二酸化炭素排出量が少ない、性能的にも良い断熱材ですが、金額的には現在のところ全くリーズナブルなものとはなっておらず、割高感を否めません。それでも魅力あるのはその透湿抵抗と比熱量。今回はその透湿についてのお勉強をリモートで行いました。イケダコーポレーション主催で岐阜県立森林文化アカデミー准教授 辻先生の講義です。
実は既存住宅の温熱環境改修つまり断熱改修工事の依頼があり、どのように改修するのが一番良いのかを検討していく上で、改修範囲をなるべく少なくし効率的に温熱環境を改善しようとすると防湿気密シートの存在がとても厄介になってきます。新築や現在施工している御野場の家改修の様に柱まで表状態まで解体して行ければシートを貼り直す事はできますが、既存の内装の壁を撤去しない,つまりは施工範囲を少なくして効率よく経済的改修となるとと考えられる断熱の方法は限られてきます。発泡スチロール系の断熱材を使うとある意味簡単ですが、繊維系断熱材となると木繊維系か羊毛系もしくはセルロースという選択肢になると思います。施工を考えるとセルロースのブローイングは無理のようです。木繊維と羊毛の2択。この2種類は躯体内結露を起こしにくく建設地の条件がよければ防湿シート無しで施工しても大丈夫。といことで躯体内結露のメカニズムと計算式による裏付けができるように今回このセミナーを受講しました。比熱量も大きいのが魅力のこの断熱材、環境を意識した方の採用はこれから徐々に増えると思います。
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by ihao | 2021-03-27 16:14 | 記事、雑誌 | Comments(0)

1級建築士のブログ


by IMAI HIROKZU
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