今井ヒロカズ設計事務所

金足の家

土日の内覧会終了しました。今回も沢山の方に来ていただきましたね。ありがとうございます。
今回は、内部仕上げが構造用合板が表しになった「モクセン」と同じ仕様で、好みが分かれる空間でしたが、以外にも抵抗を示す方が少なかったように思いました。個人住宅のしかも内部仕上げですから皆さんに支持される必要はなく、施主の思いと設計者の思いがあればそれで十分と考えます。今回、展示させてもらった施主のKご夫婦にはほんとうに感謝いたします。これからどんどん使い込むと、履きならしたジーンズのように自然なやれがでてくれると最高です。Kご夫婦をご紹介いただいた、これまたKご夫婦もありがとうございました。ますますステキなファミリーになってきました。家づくりを通してステキなファミリーを支援できるのはありがたいことだと思ってます。なにせ将来をになう子供たちもその空間で過ごしますからね。施工にたづ触ったマコト建築はじめ各業者の皆様も、難しい注文に応えてくださりありがとうございました。これからも、皆さんと施主にとってのより良い家づくりのために考えたいと思います。

金足の家

24日25日は内覧会です。

階段の話
怖い話です。この家の階段にはササラ桁がありません。つまりはプレカットでは無いのですね。現場で墨出しして下地をこしらえて踏み板をセットしていく作り方です。ナーんだそれだけと思うかもしれませんが、プレカットから比べると恐ろしく手間がかかり、精度も要求されるので、下手な大工ではとても無理な納まりとなってます。坪いくらの手間受けして造るような住宅では考えられない世界です。大工さんは世の中に沢山いますが、これを造れる大工さんはその中でも半分はいないでしょうね。こんな事をお願いするとしっぽ巻いていなくなるか、逆上して頼む方が悪いと言われそうです。怖いですね！
見た目はササラが無いのでスッキリしてます。

金足の家

今度の土日24日25日内覧会です。

階段手摺金物
別にどうでもいいのかもしれないが、最近良く使うのはこの浅野金属製のもの。ヌメットした感じがなんともいい。普通、曲面の多いものはデザインの為のデザインでそうなってる場合が多いのだが、この金物は、力の流れを素直に形態に反影させているからだと思う。さすがは、船舶金物メーカー。
興味のある方は内覧会でご確認ください。

金足の家

金足の家、建具屋さんが来ました。
今回も前回に続いてラワンの扉。ラワンなんて！といわれそうですが、ラワンです。
個人的にはシナより好きです。あくまで私の意見。
10年ほど前の内覧会ではシナ合板の扉でも、この合板の「戸」呼ばわりされました。最近ではあまりそういう方はいませんけれど。シナ合板が社会的に認められたのでしょうか？
パンクな私（どんな私）は、あまりに社会に認められれば少し物足りない感じです。
ラワンは南洋の巨木で安価なため様々な所で使用されてきました。ほとんど価値の無い見いだせないまま。60年代から70年代の高度経済成長の頃の建築物でも盛んに使用されています。日本モダニズム建築の中でも様々な箇所に登場します。枠材、手摺、無垢の板材だったり。もちろん合板も。実は現在は丸太での輸出が禁止されている様で、全てベニアの状態での輸入です。ニューギニア政府として付加価値を高め輸出した方が課税率がいい様です。という事で、現在はラワンの無垢材の枠材、板材はとても貴重な建材となってしまいましたです。こんな事を聞けば、ラワン材の見方がちょっと変わると思います。ものの見方、感じ方はその人の知識の量で変わります。なるべく出来るだけディープなところまで行きたいものですね。設計者としては。
面材はラワンの扉ですが、大手部分（扉の小口）はタモ無垢積層材です。また、仕上げはオイルフィニッシュでオープンポア（導管が空いている）としています。新建材のラミネートの建具との違いが判りますか。

金足の家

11月24日25日内覧会予定の金足の家に行って来ました。
仕上げの確認と指摘された手直しの指示。
お客さんからいわれて、確かに庭の中に排水桝があるのは良くない。
設備的には曲がりが少なく詰まりにくくていいのでしょうけれど。


内部はこんな感じ！
ラフです。
でも大工さんの仕事だからそんなにではないけれど。
だってほら、ちゃんと柱に養生してあるでしょ！

金足の家

11月24日25日内覧会予定の金足の家
地図ができました。
県立博物館の近くです。
割り切った感じは、家の概念を少しだけ変えるかもしれません。
ご来場お待ちしてます。

金足の家

11月24日25日
内覧会を予定しています「金足の家」
イラストが出来ました。

小さい家です。豪華な装飾もありません。でもいいんです。これで。